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「1月解散」はやはり経済次第だ し}
 

 安倍晋三首相は9月21日午前(米国東部時間),滞在先のニューヨークの経済通信社トムソン・ロイターで講演を行った。アクティビスト・ファンド(発言する株主)として名高い「サード・ポイント」のダニエル・ローブCEOなど同地の金融・ビジネス関係者が出席したが,安倍は冒頭,「1にも,2にも,3にも,私にとって最大のチャレンジは,経済,経済,経済であります。それは,今後も変わることはありません。間違いありません」と述べた。そして,「継続」,「開放性」,「働き方改革」の3つをキーワードにアベノミクスについての説明を続け,次のように締め括った。「ポケモンGOの世界と同じです。周りを見渡さなければ,見つけることはできません。その場所に行かなければ,捕まえることはできません。ですから,日本に来ていただいて,周りを見渡していただければと思います。経済成長の種は,発見され,花咲くときを待っています。私自身はポケモンGOはしません。経済成長を実現するのは公園を歩くのとは違う(つまり簡単ではない)のですが,しかし,私は日本中で,成長の種を見つけています。それを花咲かせる決意です」――。安倍のメッセージは明確だ。因みに安倍は19日午前にもザ・ピエールでのJETRO主催の対日投資セミナーに出席し,冒頭の挨拶をしている。同セミナーの基調講演は伊藤隆敏コロンビア大学教授とシティのステファン・ヴォルク副会長が行った。そして安倍講演直前の21日午後(日本時間),日本銀行の黒田東彦総裁は政策決定会合後の記者会見で,長短期金利を誘導目標とする新しい緩和策を打ち出した。量から金利に政策のカジを切ったのだ。それはとりもなおさず,今後はバズーカ(異次元緩和)を撃たない,その代わり現行の超緩和政策を当面維持するので安心してほしいと言っているようなものだ。(以下略)

      No.529 2016年9月25日号

・豊洲・五輪で証明された官製談合の深い闇
・元MUFG副社長が問題提起アセットマネジメント会社への危惧
・蓮舫民進党の経済政策は「財務省頼み」なのか
・羽田空港vs成田空港変わる首都圏の空の役割
・業績不振の百貨店の救世主相次ぐニトリの進出