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早期衆院解散は遠のいた?! し}
 

  12月26日で第2次安倍内閣が発足して4年になる。自民党総裁任期も「3期9年まで」の延長が内定し,安倍晋三首相が2021年9月まで超長期政権を堅持するのは確定的だ。安倍首相は15日夜,地元・山口県長門市の温泉旅館「大谷山荘」でのウラジーミル・プーチン露大統領とのテ・タテ会談(双方の通訳のみ)95分間の中で,自分とプーチンの長期政権について言及している。プーチンは18年3月の大統領選再選が確実視されているが,任期は7年先の24年まである。そして両首脳は互いの長期政権を前提に中長期のスパンで今後の北方領土・平和条約交渉と日露経済協力・北方4島での共同経済活動を行うことで合意した。互いに時間があるということである。そして安倍・プーチン会談では北方領土帰属問題について「進展がなかった」でマスコミ報道は一致,対露経済協力プラン8項目などでロシアに「食い逃げされる」心配を大きく報じた。確かに,ドナルド・トランプ米大統領誕生がプーチンのこの間の“対日傾斜”に与えた影響は少なくない。しかし,本当に「進展」はなかったのか。安倍は件のテ・タテ会談・ワーキングディナーが終わった深夜11時30分過ぎに自室に戻った後,温泉旅館内のバーに岸田文雄外相,世耕弘成経済産業・対露経済協力担当相,今井尚哉首相秘書官(政務),長谷川榮一首相補佐官らを誘い,翌日未明の1時半近くまで飲み,終始上機嫌であったというのだ。なぜか。プーチンとの差しの会談で,大統領再選と総裁再選が叶った後の18年10月頃にサンクトペテルブルクで首脳会談を行い,19年末までの平和条約締結と20年に歯舞・色丹両島返還合意の共同声明発表で密かに合意したというのである。もちろん憶測の域を出ないが,16日のプーチン離日後の週明け19日からクリスマスイブ24日の夜の会食における言動・表情から,それが窺えるのだ。(以下略)

      No.535 2016年12月25日号

・安倍晋三首相の歴史観と力量が問われる天皇退位問題
・「同一労働同一賃金」巡り政権内に不協和音
・特捜と捜査2課――2016年も機能しなかった政官界の監視役
・小学校の英語正式科目化は学習塾の救世主になる!
・本誌読者のための「正月休みの一冊」