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先週末,『産経新聞』(8月7日付朝刊)が一面で「海江田氏出馬の意向―民主党代表選 小沢,鳩山氏側に伝える」と報じたのを皮切りに『読売新聞』(8日付朝刊)は「民主代表選―海江田氏出馬に意欲―小沢氏側近に伝える」,『毎日新聞』(同)も「民主代表選に出馬意欲―海江田氏にハードル」と,相次いで海江田万里衆院財務金融委員長が9月14日実施の民主党代表選出馬に強い意欲を持っていると報じた。本誌は参院選直後から海江田が代表選出馬を含め「政局秋の陣」に向けて何らかのアクションを起こす意向であることは承知していた。ただその意図は,「菅再選」を前提にした執行部入り,具体的には幹事長狙いであるとの理解であった。が,3日に海江田主宰の勉強会が衆院議長公邸で開催され,所属する鳩山(由紀夫前首相)グループをはじめ旧社会党の横路(孝弘衆院議長)グル−プ,旧民社党の友愛グル−プ,そして小沢(一郎前幹事長)グループなどから約50人が参加,講師に与野党伯仲時代に部分(パーシャル)連合を提唱した故大平正芳元首相を主人公にした『茜色の空』を書いた作家の辻井喬を呼んだことで,海江田 |
の出馬意欲がホンモノであることが分かった。それにしても,海江田の意欲がどうであれ,出馬には『毎日』の見出しにあるように高いハードルがある。即ち,@鳩山の了解と支持があって初めて出馬が可能になるA小沢自身が出馬せず,さらにその小沢の支持を取り付ける必要がある――ということである。現状では,閣僚経験もない海江田自らが果たして「首相の器」であるかどうかの確信が持てていないことからして,参院選の戦後処理を通じて「反菅」に転じた横路を中心とする海江田擁立の動きが顕在化したにせよ,出馬はそう簡単なことではない。というのも,仙谷由人官房長官を司令塔とする菅官邸サイドでは既に"鳩山対策"の手を打っているからだ。具体的には鳩山を9月第1週にロシアのナロスラブリで開催される"ロシア版ダボス会議",そして10月にニューヨークで開かれる播基文国連事務総長が主宰する気候変動パネルにそれぞれ首相特使として派遣,さらには小渕恵三政権時に前首相の橋本龍太郎を首相外交特別顧問で遇したような公的肩書きの付与を検討しているのだ。 (以下略)
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